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ジャリムナリ ヌサドゥアの「セレナーディング・シンギング・ボウル」

ジャリムナリ ヌサドゥアは2010年8月新しくオープンしたマッサージ専門店です。本店はスミニャックにあり、バリ島のマッサージ界をけん引してきたスパの一つです。

ジャリムナリのオーナーは各国スパのマネージメントを任され、世界中でスパのスペシャリストとして活躍するスーザン氏で、元々はスーザンさんの家で働く男性スタッフにマッサージを教え、それが近所の人に口コミで広がり、それならばと、一からセラピストを探し、トレーニングを積ませ、ジャリムナリとしてオープンしたという経緯があります。

  

ジャリムナリのセラピストは全員男性です。その理由として、スーザンさんは、「多くのバリ人女性はとても小柄なため、マッサージをするさい、どうしても力に頼ってしまうことになるんです。結果として、つねってしまったり、細い指をツボに入れて痛みだけを与えてしまったりするマッサージになりがちです。その点、男性は体格がよく、手が大きいので、手のひら全体を使うマッサージが可能です。マッサージはただ力を加えればいいものではありませんから。」と語って下さいました。

スパに到着すると、スタッフが胸の前で手を合わせ、にこやかに出迎えてくれます。受付を済ませ、オイルを選びます。ジャリムナリで使用しているマッサージオイルはアーモンドオイル、ソイビーンズオイルをベースに、ラベンダーまたはアンバー(Amber)のエッセンシャルオイルを加えた2種類から選びます。聞きなれないアンバーというのはアメリカにある植物だそうです。今まで嗅いだことのないような香りで、精神バランスを整える効果があるそうです。

受付の後はそのままフィッティングルームに向かいますが、もし何か飲み物の希望があれば、用意をしてくれます。この日はとても暑い日だったので、冷たいお水を頂いてからフィッティングルームへ向かいました。

フィッティングルームは男女に分かれていて、シャワーと鍵付きのロッカーがあります。とても清潔感がある空間になっていて、気持ち良く着替えを済ませることができます。ここでサロンと紙のショーツに着替えます。マッサージルームには荷物を置くところがないためアクセサリーや貴重品もこのロッカーに入れ、鍵だけを持って行くようになります。

  

今回はキャサリンと二人、カップルルームで受けました。ジャリムナリはマッサージに特化したスパなので、基本的にマッサージルームにはマッサージベッドがあるのみ。フラワーバス等のメニューもないため、バスタブのある部屋も一部屋しかありません。バスタブのある部屋はお子様連れでキッズメニューを利用する時に使うようです。

マッサージルームの正面は池のようになっていて、そこに柔らかな頬笑みを浮かべた仏像と、盆栽が置かれていて、和風の佇まいになっています。また床はフローリングで温かみがあります。とてもシンプルな作りですが、時折風邪が吹き抜ける心地よい空間になっています。部屋はオープンエアのためクーラーはなく、天井に設置されたファンのみです。

  

今回私が受けるのは「セレナーディング・シンギング・ボウル」です。なんでも、ボウルを叩いてその音でリラックスするというもので、受ける前から興味津々でした。マッサージを始める前にセラピストさんが自己紹介をしてくれます。その後、マッサージの力加減についての好みをきかれます。私は強めが好きですと伝えました。

サロンを脱ぎ、マッサージベッドにうつ伏せになります。この時、セラピストさんはもう一枚のサロンを大きく広げ、体が見えないようにしてくれます。うつ伏せになったら、サロンで体を覆い、施術が始まります。

まずセラピストさんが大きなボウルを私の体に近づけながら、トン、トンと叩きます。ボウルは体に触れておらず、サロンにかすかに触れる程度ですが、ボウルからの振動がビリビリと体の奥に届きます。まるで電磁治療を受けているような感覚です。足先から体の脇を回り、頭部、そしてまた足先へと体の周りをゆっくり一周しながら、ボウルを叩いていきます。

  

その後、今度は足首、腰、首にボウルを載せ、叩きます。このボウルの効果は、マッサージでは届かない体の内部にボウルからの振動が到達することによって、体内のツボを刺激するのだそうです。またこのボウルの振動は特に、関節部分に効果を発揮するため、腰痛緩和などにも効果が期待できるそうです。このボウルから出る音にはリラックス効果があるのだそうです。確かにボウルから出る音は、お寺で聞く大きなお鈴の音に似ていて、余韻がじーんと体に沁み渡るような心地よさがありました。

ボウルでリラックスした後、足の裏を濡れたタオルで拭き、小さな鈴のようなものをチリ―ンと鳴らしてマッサージがスタートします。

  

始めはサロンの上からマッサージをしていきます。うつ伏せなので、何をされているのか見えないのですが、セラピストさんの指が20本、いや30本くらいあるのではないかと思える程、体の上を流れるように揉んでいきます。ツボを押すというより、指が体を流れて行くという感じで、普通、スパのマッサージは、足なら足を15分、その次は腰、その次は肩というようにパーツごとにマッサージをしていきますが、ジャリムナリのマッサージはパーツごとではなく、全身を流れるように揉みほぐしていく、つまり足先から肩まで、セラピストさんの動きが止まらずに全身を一つの筋としてとらえているのが特徴です。また、腰を軽くゆすりながらマッサージをするので、体の緊張がほどけていくような気がしました。

  

オイルを使わず一通り全身を揉みほぐした後、いよいよオイルを使用したマッサージです。お尻から股の部分にサロンをかけてくれるので、セラピストさんから見えるのは、足と背中だけです。そしてオイルを使用して、さらに流れるマッサージが続きます。

マッサージは先程のサロンをかけて行うものと同様、パーツごとではなく、全体を揉みほぐしながら、時折、肩や腰等の関節ではツボを押したり、タイマッサージのようなややアクロバティックな要素を取り入れたりしながら進められます。

時折セラピストさんがただマッサージをするのではなく、セラピストさん自身の体重をかけて私の腕をひっぱったり、セラピストさんの足を枕のように体の下に差し込んでマッサージをしたりします。きっとセラピストさんにとってこの90分のマッサージはかなりの重労働のはずです。

  

この後、仰向けになるのですが、顔をあげてびっくり。うつ伏せになっていた際に顔の周りに敷いていたタオルにお化粧がびっちりついていたのです。それだけ、マッサージで体を揺らしたり、押されたりと強く揉み解されていたということですが、痛みは全くありませんでした。また血行がよくなったのか、体がポカポカする上、鼻水が止まらなくなりました。

仰向けになると、足のしたに適度な高さの枕を入れてくれます。そして胸にはタオルをかけてくれます。タオルをかけてくれる際も、手際がよく、恥ずかしさを全く感じずリラックスすることができました。仰向けのマッサージでも、うつ伏せの時と同じように流れるようなマッサージが続きます。このマッサージが終わると、始まりと同様、ボウルを持って体を1周し、足、お腹、胸にボウルの振動を与え、終了となります。

更衣室に戻り、シャワーを浴びます。シャワーブースにはジャリムナリオリジナルのボディーソープ、シャンプー、コンディショナーが用意されています。ボディソープがとてもいい香りで、気持ち良くシャワーを浴びることができました。これらのアメニティーはレセプション前で販売されています。

また、更衣室には綿棒、ヘアブラシ、ヘアドライヤーが用意されています。お化粧は間違いなく落ちますので、必要があればお化粧品を持参しましょう。

  

終わったと同時に思ったのは、すっごい気持ち良かったー!ということ。とにかく、体の疲れが吹き飛び、きれいさっぱりリセットされたような感覚です。強めにとお願いしたマッサージは決して強くはなかったように思うのですが、結果として疲れが吹き飛んでいるのです。

  

私たち日本人はマッサージと言うとどうしても指圧の要素を求め、強いマッサージを好みがちですが、強くマッサージをしなくても、適度の圧をかけることによって、体は確実に揉み解されるんだということを実感しました。

受付に戻った時には、受付のスタッフが私の顔を見るや「すごーくリラックスできたみたいね」と。それだけ、すっきりできた証拠でないでしょうか。確かに鏡に映る自分の顔色が良くなっていることに驚きました。

男性セラピストによるボディーマッサージなんて、としり込みしていたジャリムナリですが、リラックスできたし、マッサージは最高だしと、すっかりファンになってしまいました。セラピストさんもとても紳士的で、体が見えないように気を使いながらもマッサージに徹してくれるので、マッサージが始まってしまえば、恥ずかしさは消えると思います。

ダンシングフィンガーに体を委ねるひと時、ジャリムナリならではのマッサージは他ではおそらく体験できない、癖になる気持ち良さでした。
by さくら(2010/10)

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