 
最初にバスルームでカユマニスのガウンに着替えて、バラの花びらが浮かぶフットバスで足を洗ってもらいながら、足のマッサージを受けます。足の指の一本、一本を優しく丁寧に揉みほぐしてくれました。
それからマッサージ台に促され、仰向けになって寝るように指示されました。通常のスパ・トリートメントの場合、ここでうつ伏せ寝になって背中か足のマッサージが始まるところですが、今日のこの「チョコレート・インダルジェンス」のマッサージはスタートから違っていました。どこが普通のマッサージと違うのかと言うと、なんとヘッド・マッサージからスタートするのです。
まず、初めに頭皮にカカオの香りがする温められたオイルがまんべんなく垂らされていきます。それからゆっくりと頭全体を押したり、クルクルと円を描いて指先でローリングするようにヘッド・マッサージされます。温かいオイルは頭皮に大変心地良く感じ、甘く香るカカオの香りに頭全体が包まれ幸せな気分になります。
このヘッド・マッサージは本当に気持ちが良くて、やがて全身にまでもリラックス感が伝わっていきました。たぶん、冷たいオイルをそのまま流すと、ビクッと身体が反応してしまって、こんなに気持ち良くはならないと思うのですが、温めたオイルを使うところが本当に素晴らしいと思いました。それから相当に凝っていた首や肩の辺りもギューっと指圧してくれ、そのまま顔のツボも押してマッサージしてくれました。
このヘッド・マッサージが終わってから、仰向けの姿勢のままで全身のマッサージへと移ります。足や背中から始まるマッサージがノーマルなタイプとすると、このカユマニス・ジンバランのオリジナルである「チョコレート・インダルジェンス」の頭部からのマッサージは新鮮な裏切りで、とても斬新でした。この導入だけでも、続いてのトリートメントへの期待でわくわくしました。
 
身体の表側のマッサージが終わると、うつ伏せ寝になって、背中から足をマッサージしてくれます。イルさんのマッサージは2年くらい前にも受けているのですが、セラピストとしてのキャリアを着々と積んでいるようで、的確なツボへの指圧と身体のリンパに沿った丁寧なマッサージは極上です。足は流れるようなロングストロークの技術、そして背中はロミロミのように腕全体を使ったソフトなマッサージなど、いろいろな技術をミックスしたマッサージで全身がトロトロにとけてしまいそうでした。

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