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ウブド・ビレッジ・リゾート
ウブドゥ
 
ザ・ウブド・ビレッジ・リゾート・アンド・スパ

モニター

レポーター:TAMさん(男性・東京)

バリ島旅行回数7回目。好きなエリアはウブド、好きなホテルはチェンダナ。相方はヨガ、僕はTATTOOが趣味。最近ちょっと真面目にインドネシア語を勉強中です。

【一言アドバイス】 ルームサービスをとってお部屋のテラスでお食事もとーっても気持いいけれど、アフタヌーンティーはティーハウスやプールサイドでも楽しめるし、やっぱり朝は敷地内をお散歩した後、そのままレストランでいただくのも気持ちいいですよ。

 

敷地

前泊していたサヌールから、トランスポートのお兄ちゃんの「シルバー見る?」攻撃をかわしながらニュー・クニン通りへ。ありました!ウブド・ヴィレッジ・リゾート。意外にこじんまりしたエントランスへの進入路はセキュリティ面への配慮でしょう。ところが、レセプション棟へ足を踏み入れた第一印象は「デカい!」。従来のヴィラの印象を覆す広大な敷地が広がっていたのです。

チェックインまでは小一時間あったのですが、早速冷たいおしぼり(バリでは貴重!)とウエルカム・ドリンクが。手続きを終えて、じゃあちょっと散歩でもしますかってことで敷地内を散策。ウブドで一番のサイズを誇るであろうパブリック・プール、それを見下ろすコーヒー・ハウス、2階建てのレストラン等々、パブリック・スペースのほとんどがホテル並みの規模です。パブリック・プールの奥にはビリヤード台を備えたくつろぎスペースもあり、ヴィラで時折感じる逃げ場のない閉塞感とは全く無縁の環境です。大きなロータス・ポンドもあり、旬の季節には相当美しい風景が見れそうです。そしてレセプション棟の裏側にこれまた気持ち良さそうなバレを発見。バレの木陰を通り抜ける風にまったりとしている内に、どうやら2人とも眠ってしまったようです。

部屋

「お部屋の用意ができました」というスタッフの声で目を覚ます2人。わざわざ探しに来てくれたんですね。部屋はライス・フィールド・ヴューの421号室。敷地内では角部屋に当たります。お目当ての田圃は残念ながら田植え直前の水を張った時期でした。しかし、プライベート・プールすぐ脇の田圃を進むベベ(アヒル)の行進に心癒されます。これならシーズンそれぞれの景観を楽しめそうですね。

室内の設備はTVはもちろん、DVD付のオーディオ・セットも完備です。オーディオ・セットのスピーカーは室内のみなので、隣室から聴こえてくる浜崎あ○みの声にすっかり興醒めってこともなさそうですね。ウエルカム・フルーツとチョコレートは毎日交換、補充していただけますので遠慮なくどうぞ。

バス・ルームは屋外のバス・タブに屋内外にシャワー・ブースが1つずつ。朝晩冷えるウブドでは屋内のシャワー・ブースはやっぱりありがたいです。タオルは至る所に豊富に用意されています。が、昨今の環境問題に配慮して、タオルの交換は部屋に備え付けのバスケットに入れたものが対象とのこと。使わなかったタオルまでは交換しないって姿勢には非常に賛同できます。日本語ディレクトリィにもバリ島の環境問題(特に水資源)への配慮が記載されている他、一部の動力に太陽熱も使用していて、個人的には非常に好感が持てます。これから建設されるヴィラ、ホテルにもこの姿勢は見習って欲しいなぁと思います。

屋外にはバレが2ヶ所とテーブル・セットが1組、そしてチェアーが2脚。よく「涼しいウブドではプライベート・プールは意味無し」なんて意見も目にしますが、それでも水が流れる音と水面の光のきらめきは人の心に潤いを与えるもんだなぁって、都会の暮らしに欠けているものを再認識できました。ロケーション的には裸でプールってのはちょっと抵抗があるかもしれませんね。あ、うちはやりましたが・・・。

アフタヌーン・ティー

この日ウブド王宮でのレゴン・ダンスを見る予定だったので、その前に小腹がすいたねってことでアフタヌーン・ティーをいただくことに。コーヒー・ハウスはパブリック・プールを見下ろす2階にあります。メニューはちょっとした揚げ物からサンドウィッチ、バリ菓子までそこそこのバリエーションを揃えてあります。味自体は正直特筆する程のものではなかったのですが、そこはそれ、景色と雰囲気も一緒に味わうことにしましょう。

ダンス鑑賞/送迎

パッケージに含まれるダンス鑑賞にはちょっとした手順があります。まず、レセプションで見たいプログラム(会場)を伝えてチケットを用意してもらいます。送迎に関しては、行きはスケジュール通りのシャトル便を使い、帰りはウブド・ヴィレッジ・ホテル(モンキーフォレスト通り)に近い会場ならそこまで戻って迎えを待つ、遠い場合は会場まで迎えに来てもらうというシステムだそうです。僕らはウブド王宮での鑑賞だったので行きはシャトル便、帰りはウブド・ヴィレッジ・ホテルまで自力で(すぐですよ)歩いて迎えを待つっていうパターンでした。ややこしいと思われる方がいるかもしれませんが、日本人スタッフの方がいらっしゃいますので、ご安心を。シャトル便も一応スケジュールやルートが決まっていて、イレギュラーの場合は有料で対応と書かれていたりするのですが、かなり柔軟に対応していただけます。実はダンスの帰りに食事をしてスケジュール的にはもうシャトル便が終わっていたのですが、ウブド・ヴィレッジ・ホテルのレセプションでお願いしたらすぐに迎えに来てもらえました。

朝食

宿泊の楽しみの一つといえばやはり朝食、期待に胸をふくらませレストラン棟へ。景観的にオススメなのは階段を上って右側のエリア。遠くに広がるライス・テラスとヤシの木を見ながら朝食がいただけます。まぁ僕はなぜか映画「地獄の黙示録」ばかりを思い出していたのですが・・・。

メニューはインドネシア/オリエンタル(ブブル=お粥)/コンチネンタル/アメリカンから選べます。ランチを楽しみたい方にはオリエンタルがオススメ。なぜかって?パンとジャムが美味しすぎて卵料理までいってたらランチが食べれなくなるからです。ブレッド・バスケットは毎日少しずつ内容が変わるので飽きません。そしてなんと言ってもジャムが美味い!パパイヤ・ジャムとパイナップル・ジャムが出てくるのですが(季節によって変わるかも)、レストランのスタッフの話では毎朝レストランで作っているそうです。できることなら買って帰りたかったなぁ。

サービス・ディナー

実際の話、宿泊パッケージに含まれているサービス・ディナーって、まぁそれなりってことが多いじゃないですか?さてさてここはどうでしょう・・・。

まず雰囲気は満点です。キャンドルでライトアップされたウッドデッキを独り占めです。この日のコースは魚/鶏肉/インドネシアから選択。それぞれ魚と鶏肉のコースにしたのですが、盛り付けもなかなかのもんです。前菜(サラダ)〜スープ〜メイン〜デザートという内容ですが、量的にも満足の出来るボリュームでした。味の方は・・・全体にハッキリとした味付けですね。これを「濃口」と感じる方もおられるかもしれませんが、「若々しい」と表現した方が文学的でしょうか。サービス・ディナーとしては十分満足のいくものでした。ちなみにドリンクは別チャージです。


マッサージ

お次はマッサージです。こちらは女性目線で相方から・・・。

昼下がり、太陽がまぶしい。時々ヤシの木の陰に隠れたり緩やかな風を感じながら歩くその贅沢を味わいながら。

第一印象は、とにかく綺麗。新しいという事もあり、驚くほど清潔で無駄な物が一切無い完璧な空間でした。静かで少しひんやりとしているけれど、エアコンは効き過ぎていない!とにかく入った瞬間に癒されている私。レセプションでサインをし、階下へと続く階段を降りる途中、ここは地下?あれ?2階がレセプションだっけ?と、もう既にわからなくなっていて、秘密の小道のような階段を降りて、一番奥の左側の部屋へ案内されました。

部屋の中も、やはり少しひんやりとしてはいるけれど、外を歩いてきた私にとってはまさに適温でした。そしてここでは自然光がなにより優しく、落ち着きました。

紙パンツとサロンを渡され着替え準備をします。今回の担当はアディさん。まだ若そうに見えましたがとても日本語が上手でした。

フットバス。お湯はぬるめ、適温でさりげなく優しく。

それから仰向けなってフットマッサージからスタート。足首、足裏、とにかく丹念に丁寧に足の指やつま先の関節まで1本1本がとろけていく、それでいて時々力を込めてくれる。そのバランスが何とも言えず心地よい眠りへと落ちていく。あぁ幸せ。

太もも、ウエスト部分、そしてお腹のマッサージ。お腹のマッサージは生まれて始めての体験だったのでちょっとビックリ少しくすぐったかったけれど、何とも言えない快感が病み付きになりそう。終わってからのすっきり感に感激。これはすごい!次回もマッサージを受けるとしたら、お腹のマッサージは必ずお願いしたいと思いました。
仰向けのまま腕、肩、首、頭と全身がほぐれたところで、今度はうつ伏せに。

華奢なアディさんが全身を使って、仰向けの時よりも少し強めに足先からオイルマッサージ。ここでまた穏やかな眠りへと落ちていく。うたた寝をしながら、心からリラックスできた幸せな時間でした。

バリでは歩道を歩いていても踏み台昇降運動(笑)が多く、気が付かないうちに結構足が疲れているので、フットマッサージの割合が少し多めだった事がすごくありがたかったです。そして終わってからのジンジャーティーが、ハーブティーに少しジンジャーの香りがするタイプのテイストでした。バリのジンジャーティーはジンジャーが強いなと思っていたので少し苦手でしたが、すっきりしたテイストは自宅でも常備したいと思いました。

全体の感想はどこまでも「ニュートラル」
“じゃーん!スパです!”というのではなく、香り、明かり、温度、スタッフ、そのすべてが適度でした。そしてそのバランスは、このホテルの人柄のようなものが表れているように感じました。

実は今回のパッケージでは、ヴィラ内でのマッサージという内容でした。ちょっとした手違いがあり、スパ・ルームに来てくださいという電話を受けたのですが、実際にお部屋での誰にも気兼ねしないリラックス感以上に心からリラックス出来たし、このスパ・ルームの素晴らしさは価値ありだと思いますのでオススメです。

スタッフ

とにかく働き者です。中級ホテルにありがちな、ロビーの隅に集まって談笑なんて緩んだ部分のない、真面目な人達ばかりです。立居振舞が丁寧で、洗練された印象があります。レセプションのスタッフはもちろん、クリーニングのスタッフも会えば必ず笑顔で挨拶を交わしてくれます。妙に照れた部分のない、真っすぐな笑顔はスタッフ教育のレベルの高さを感じさせます。

ある程度の日本語は通じますが、レセプションまわりでは英語が中心になります。しかし、とかく煩雑になりがちなチェックアウト時に日本人スタッフの方に立ち会っていただけ、とても助かりました。

とかく主張したり要求したりすることが苦手な日本人には、24時間バトラーよりも頼んだことをきちんとスマートにこなしてくれるスタッフがいる方が気が楽でだと感じました。今回、フライトのリコンファームとレンタル・バイクの手配をお願いしたのですが、そつなくこなしていただけました。特にレンタル・バイクは周辺にレンタル屋がないので助かりました。返却もチェックアウト時にフロントに鍵とヘルメットを預けるだけなので楽でした。街中で借りるより多少割高でも、返却の煩わしさを考えると長期滞在でなければお願いした方が良いと思います。

まとめ

敷地内には今もまだ造成中の場所やメンテナンス中の場所もあります。器としてまだ未完成な部分も見受けられますし、スタッフ間でのコミュニケーション不足によるちょっとした手違い等もありましたが、それを「不満」ではなく「完成への期待」と感じさせる魅力があるヴィラです。ウブドは「老舗」とか「伝統」とかいう枕詞でもって語られるホテルやヴィラが多い場所です。ゲストの高い要求によってスタッフが鍛えられ、その鍛え上げられたスタッフによってゲストがバリ島やウブドの文化や風俗への見識を深めていく、そんな関係がホテルに「老舗」や「伝統」という枕詞を付けていくのだと思います。ここウブド・ヴィレッジ・リゾートでも、そんなゲストとスタッフの関係を築き上げることができると感じました。僕らの世代によってリアル・タイムに「ヴィンテージ」になっていくのを見守っていける、そんな楽しみがありそうです。

まだ若々しい木々が年輪を重ね、石像達が苔むした頃に「ここも10年前はねぇ・・・」なんて語れる場所があるのって素敵なことなんじゃないかと、部屋のバレから沈む夕日を見ながら思ったのでした。

(この度は大変お世話になりました。非常に楽しく、また興味深い旅になりました。感謝しております。)


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