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送迎のスタッフは約束した時間の20分前に来てくれました。普段のチカならスーツケースだけお願いをするところなのですが、スタッフは当たり前の様に小さなボストンバッグまで持って車にエスコートしてくれました。多くのスタッフは持っている荷物を「お持ちしましょうか?」という感じで持ってくれますが、ダウンタウン・ヴィラズのスタッフは「持つのが当たり前」なのです。車に乗る前からとっても気持ちの良いサービスを受けてしまいました。
送迎の車もヴィラ名が大きく書かれたものではなく、見た目は普通の車。そこに乗るのはなんだか友人の家に招かれて迎えに来てもらったような気分になりました。とてもきれいなその車はシートが一人掛けになっていて肘掛もあるので、揺れも気にならず快適です。ヴィラまでの間は英語が中心ですが、とても明るく親切なスタッフと話をしながら過ごしました。
車がジャラン・スミニャックに入り、ビンタンスーパーやその他見慣れた景色が見えてくるとすぐにダウンタウン・ヴィラズに到着しました。セキュリティゲートを通り、車を停めると、バトラーさんがすぐに鍵を持ってきてヴィラに案内をしてくれました。
チカが宿泊をしたのはNo.5ヴィラ、1ベッドルームヴィラです。ダウンタウン・ヴィラズと言えば、ガイドブックにも出てくる20mのプールという印象があります。無料アップグレードされると良いな・・・と思いきや「イブ・チカのお部屋は1ベッドルームですよ」とのこと。2ベッドルームの20mプールに思いをはせつつ、1ベッドのプールは小さいことを予想してチェックインしました。
 
でも、そんな気持ちはお部屋に一歩入るとすっかり消し飛んでしまいました。
ドアを開けると落ち着いた色のフローリング床の長い廊下、その先にはダークブラウンのソファ、そして太陽の光をいっぱいに浴びたお庭が見えているのです。すぐに靴を脱いでソファに駆け込みたい気持ちになりましたが、ここは我慢、バトラーさんの案内に従って格好良くソファに座りました。普段なら絶対にソファやベッドに飛び込んでしまうチカなのですが、ダウンタウン・ヴィラズはくつろぎながらも格好つけてしまいたくなるところなのです。
ソファに落ち着いたところでウェルカムドリンクを頂きます。ウェルカムドリンクは生のタンジェリンソーダでした。見た目通り、とてもさっぱりとしていて飲みやすくおいしく頂きました。チェックインシートには住所、名前、サイン等を記入します。こちらは全て英語ですが、分からない場合はバトラーさんに聞くと片言ですが日本語で教えてくれます。チェックインシートを記入すると、バトラーさんがお部屋の案内をしてくれました。
リビング、キッチン、ベッドルーム、シャワー、トイレの使い方から始まって、電気のスイッチやコンセントの使い方まで詳しく説明をしてくれました。スイッチが多く、どれがどのスイッチか分からずにチェックアウトまで使えなかった・・・ということの多いチカですが、きちんと説明をしてくれるのであちこちと探し回らずに、便利に使うことができました。
  
お部屋はリビングダイニング・ベッドルーム・バスルームに分かれていて、おしゃれなマンションのようです。お部屋を見回して一番に目が行くのは『木』です。床は日本のフローリング床の木ではなく、本物の木を使用したどっしりとした床なのです。ちょっと変な例えですが、お寺や神社の木造建築のような感じ・・・でしょうか?靴を脱いで素足で歩きたい、そのまま床に座りたい、そう思えるなんとも言えない、落ち着いた床なのです。そしてもう一つの『木』、テーブルや椅子、ベッド、ナイトテーブル等の家具全てが無垢の木でできているのです。見た目も手入れも今時の貼りのような家具の方が良く見えるかもしれません、でもダウンタウン・ヴィラズではあえてその木のぬくもりにこだわっているのです。
リビングルームには大きなソファ、テーブル、ダイニング、キッチンがあります。滞在中のほとんどをヴィラの中で過ごしたチカが好きな場所はこのソファです。床の色に合わせているような落ち着きのあるダークブラウンのソファ(こちらはお部屋によって色が違うようです。他に赤、白がありました)は、ずっとそこに居ても疲れないのです。座り心地はもちろんなのですが、部屋の大部分を占めるソファは、色によってゆったりとくつろぐことができたり、かえって落ち着かなくなってしまったり、とありますが、こちらのソファは座り心地・色共に本当にくつろげるのです。そして「横になってくださいね」と言っているような大きなクッションが沢山・・・チカのツボでした。ここに横になってお庭のプールや南国の木を見たり、持参したCDを聴きながらゆったりと過ごしていました。
リビングルームにはお庭に面して大きな窓があり、そこを開放することによってオープンのリビングにすることが可能です。チカは暑い日中は冷房を効かせたリビング、朝早い時間や夕方はアウトドアのリビングにしていました。また、ベッドルームも開放すると、とても大きな空間ができて、部屋の中という閉塞感は全く感じられませんでした。
リビングに設置されたキッチンはかなり本格的です。そこにフライパンや鍋などの調理器具、お皿、グラス、カトラリー類全てが揃っているので自分で料理を作ることも可能です。冷蔵庫にはアクア(フリー)、コーラ、スプライト、ビール、スナック類(有料)と何でも揃っていますので、夜間のチェックインでお腹が空いたときでも色々と頂くことができますね。また、ウェルカムフルーツ、お菓子(クルップ)もありました。チカもウェルカムフルーツをそこで切ってみましたが、キッチンの高さやナイフやお皿の場所がとても使いやすく、自分の家のように使うことができました。もちろん、バトラーさんにお願いをすればキッチンで料理を作ってもらうことも可能です。大きなキッチンで作ったものをお部屋に運んでもらうのも良いですが、ここまで本格的なキッチンなので、スタッフに作ってもらうのを見ながら食事を頂けるのも、ダウンタウン・ヴィラズならでは、ではないでしょうか。
 
リビングを抜けるとベッドルームがあります。こちらのベッドのクッションは少し硬めですが、実際に横になるとあまり硬さを感じなくゆったりと眠ることができました。枕も2つずつあるので、抱き枕代わりに使ったり、寝る前に本を読んだりするときのクッション代わりに使ったりすることができました。ベッドはもちろんなのですが、チカがベッドルームで気に入っていたのは照明と、ベッドサイドの大きな棚です。多くのホテルやヴィラにはナイトテーブルに小さな照明があります。チカは休む前に本を読むことがよくあるのですが、この照明では少し暗いと感じられることが多くあります。でも、夜なので部屋の電気を煌々と点けたくない、と思うのです。ダウンタウン・ヴィラズでは部屋全体の照明以外にもベッドの頭の部分だけにもう一つダウンライトがついているのです。
 
そしてもう一つ、ベッドサイドの棚はクローゼット兼用になっているので、洋服やかばんと色々置けるのですが、チカが一番重宝したのは枕です。一人で滞在をしたチカにとって休むときに困ってしまうのが沢山ある枕。一つは抱き枕代わりに使っても、さすがに残った2つは使えませんし、ベッドに置いておいても邪魔になってしまうし、そのままにして朝起きたら床に転がってしまっている・・・と言うのも申し訳ないので、普段ホテルやヴィラに宿泊するときにはリビングのソファなどに持って行っていたのですが、ベッド横の棚にポンと置いておけるのはかなり便利です。
ベッドルームの前にバスルームがあります。バスルームは洗面台を挟んでトイレ、シャワーブースと別れています。ダブルシンクではありませんが、洗面台はとても広めにできているので、持参した化粧水やポーチ等そのまま置いておいても邪魔にはなりませんでした。また、バスタオルやタオル等を置く棚が充実していて、洗面所を使うときに水が跳ねたりすることをあまり気にすることなく快適に使うことができました。
 
  
バスルームにはバスタブはなく、レインシャワーのみでした。でも、バスタブにお湯をはる手間なく、入りたい時にいつでも入れるのでチカにとっては快適に使うことができました。バスルームのアメニティはシャンプー、リンス、バスジェル、石鹸、ボディローション、歯ブラシ、コットン、麺棒、ドライヤーと、とても充実しています。どれもおしゃれなケースに入っていて、開けるのがもったいない、と思ってしまいます。こちらのボディローションは、チカの好きなレモングラスの香りがしてこれを使いたくて毎日何度も手を洗ったりシャワーを浴びたりしてしまったくらいです。シャンプー等のアメニティは使ったら掃除やターンダウンの際に交換してくれますので、どんどん使っても大丈夫です(笑)。
リビングから外を見ると、プールがあります。ダウンタウン・ヴィラズの顔とも言える20mのプールと比べると小さく感じられると思います。実際に入ってみましたが、深さもあり、少し泳いだり手前の浅くなっている部分に腰を下ろしていると、小ささを感じることはありませんでした。もちろん沢山泳ぎたい方には物足りないかもしれませんが、チカには十分でした。また、床はコンクリートではなく、ウッドデッキになっているので暑くて歩くのが大変とか照り返しに悩まされることもなく、長時間プールやデッキチェアでお庭に植えられたフランジパニや南国らしい木々を眺めていることができました。またプールサイドにはシャワーがついているので、プールに入った後にシャワーをそこで使えばヴィラが水浸しになることもありませんね。プールは夜になるとライトアップされ、何色ものブルータイルがきらきらとして何時間見ていても飽きませんでした。
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