スミニャックのホテルといえばオンザビーチの高級ホテル、あるいはプライベートプール付きの洒落たヴィラを思い浮かべる人が多いはず。私もスミニャックに滞在するなら「やっぱりヴィラに泊まりた〜いっ!」そう思っている一人です。そんな私がまーーーったく眼中になかった(失礼!)バリ・アグン・ビレッジを見学してきました。
バリ・アグン・ビレッジはJl.ディアナプラから少し入った場所(ソフィテル・スミニャックの裏手)にあります。このホテルを見学した後でビーチまで歩いたら5分強くらいだったかな、そのくらいの距離ならけっしてロケーションは悪くないですよね。でも、ホテルがあるJl.サリナンデはレストランやショップがない地味な通りなんですよねぇ。その上、ホテルが通りからさらに奥まった場所にあるので「こんなところに本当にホテルがあるのか?」とやや不安になりました。正直、こう思いました。「えらいところに見学に来ちゃったぁ・・・」と。
 
  
しかし、いざホテルのロビーに到着するとその思いは一転しました。「けっこういいホテルじゃないの〜!」。あまりにも伝統的なバリスタイルのホテルってなんだか「怖っ!」って思ってしまって苦手なんですよね・・・。でも、このホテルのロビーはオープンエアの開放的な造りな上に天井が高いから明るいし、周りに緑がいっぱい溢れていてとっても気持ちよくって居心地のいいロビーだったんですよ〜(昼間だからか?)。
また、絵画や装飾品も飾られているけれど、程よい分量って言うのかな、コテコテしすぎないちょうどいいバリらしさなんですよね。それにソファがお洒落〜。これがもし木彫りのソファだったらちょっと引いてたかも(笑)。
ロビーには小ぢんまりしたレストランが併設されています。プールを眺められるテーブルでのんびりと朝食後のティータイムを楽しんでいる白人の老夫婦が目に留まりました。ほんわかムードの老夫婦を見ていたらなんとなく昔流れていた台所洗剤のCMを思い出し、年をとって夫婦旅を楽しめるようになったらこんな長閑なホテルに長期滞在するのもいいかも〜なんて思ったりもして。でも、そんなのはまだまだ先の話。まずは役目(ホテル見学)を果たさないとね。
男性スタッフに案内され、スタンダードルームとヴィラを見せてもらいました(部屋はこの2タイプのみ)。スタンダードルームは上下2室ずつの4室1棟になっていて、私が見学したのは2階の部屋です。
4室1棟といっても間に階段を挟むので壁越しに隣の部屋というわけではありません。これなら隣室の物音は気にならないでしょうね。ちょっと見たところでは豪華な(よく見ると・・・、笑)黒地に金色の模様が入った観音扉の前にはテーブルと椅子があります。テーブルがもう少し大きいといいような気がしたけれど、ま、ないよりあるだけいいのかな。部屋に華やかさなんてものは期待してはいけません。あくまでお手頃ホテルなのですから。
 
でも、部屋は清潔だし、ベッドの上やドレッサーにフランジパニの花を添えるなど、それなりにがんばっていましたよ。ベッドの向かいにはクローゼット、テレビ、冷蔵庫もありましたしね(ポットはなかったな、あれ?ミネラルウォーターも見なかったぞ・・・)。
ただ、バスルームは部屋に比べると古さが目立ちましたねぇ。洗面台には歯ブラシセットくらいしか置けそうになかったし。でも、バスタブはあります。ゆっくり入浴したいと思ったら自分でお気に入りの入浴剤を持参して気分を盛り上げましょう!(笑)
 
 
部屋の造りが同じならば、1階の部屋にするか2階の部屋にするかは悩むところでしょうねぇ。1階の部屋はテラスから敷地内の緑を間近に感じることができるけれど、部屋の前を他のゲストが通る・・・。だったらやっぱり2階がいいのかな?でも、バルコニーから見えたのはヴィラの屋根。それに、部屋からの眺めもいいとは限らない・・・。実際、見学した部屋の窓からほんの数メートル先に見えた景色は某ヴィラ、しかもまさに私が宿泊していたヴィラでした(笑)。
続いて見学したのはスタンダードルーム棟に囲まれるように建っているヴィラです。門を抜けると庭と広めのテラスがあり、テラスのテーブルと椅子はスタンダードルームよりちょっとだけ豪華なものでした。茅葺き屋根のヴィラは天蓋付きのベッドです。雰囲気作りのためというよりも、いかにも糞が落ちてきそうなこの部屋に天蓋は必須なんでしょうねぇ。部屋は当然ながらスタンダードルームよりゆったりしています。調度品もちょっとだけ豪華です。ベッドサイドのライトもウッドカービングが施されたドレッサーも凝ったものでした。何より、自然光が入る窓際にドレッサーがあるのがうれしいですね。
 
 
バスルームもちょっとだけ豪華です(このヴィラは「すごく豪華」と言い切れないのが悲しいところ・・・)。バスタブ、トイレに大差はないけれど、何しろ生活臭が漂う洗面台下の配水管が木製扉で隠されて見えていませんからね〜(笑)。とはいえ、バスタブ上部にある最近では滅多に見られなくなった裸電球に「昭和」を感じましたけど。裸電球を点したバスタイム、いったいどんな感じなんでしょう?興味をそそられますわ(笑)。けっしてお洒落じゃないけれど、なかなか味のあるヴィラでしたよ。ただ、ヴィラには使用目的が不明な開かずの間的なキッチンがあるんですよねぇ、あそこだけが一人寝にはちょっと怖いかも・・・。
 
部屋を見た後はスタッフと別れ、一人で自由に敷地内を見せてもらいました。
このホテルは40室ほどのスモールホテルなので敷地はたいして広くありません。でも、とにかく緑がいっぱいなんですよ〜。スミニャックにもこんなウブドっぽいホテルがあったんですね。それにプールの雰囲気もいい!ホテルの場所が場所だけにとても静かだし。オフシーズンってこともあるかもしれないけれど、数人がの〜んびり寛いでるだけでワサワサした感じが全然ないんです。部屋はあくまで寝るための場所として割り切り、居心地のいいプールサイドで日がなのんびり・・・このホテルではそんな風に過ごすのがいいのかもしれませんね。
庭やプールを見終わったので「さて、帰ろう」とロビーに行くと、セールスマネージャーが私を待っていて「話をしたい」と言ってきました。そういえば部屋を案内してくれたスタッフに「このホテルを紹介したい」って言ったっけ。おまけに冷たいジュースまで出されたら座って話を聞くしかないですよねぇ。欧米人の長期滞在者やリピーターは多いものの、日本人ゲストはほとんどいないんですって。もっと日本人に泊まってほしいと言って、サービスについても説明してくれました。
  
その中で「これは使える!」と思ったのがシャトルサービスです。こんな小規模なホテルなのにシャトルサービスがあるなんてうれしいじゃあないですか!タクシー代が値上がりした昨今、1日に3本のスケジュール制とはいえクタスクエアまで無料で往復できるのはありがたいですよね。それに「友達にも渡してください」と言ってホテルパンフレットを30部もくれたんです(欲しい人、います?笑)。
情にもろい私としてはこういう一生懸命なスタッフがいるホテルを応援したくなるんですよ。で、帰国後、アゴダで料金を調べたら・・・「安っ!」。ポンと2週間くらい休みが取れたら、買っただけで本棚に眠ってる文庫本を何冊も持参してバリ・アグン・ビレッジのプールサイドで読書三昧してみようかな〜。なんて、そんな長期休暇は絶対無理!やっぱり老後かな(笑)。 |