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サヌール
 
ラ・タベルナ・バリ・ホテル
★★(マーニ)

まとめ 〜サヌールの邸宅ホテル〜
 

毎回バリ島に行くときには、1回の滞在期間で様々なホテルに泊まり、それに伴い様々なエリアを移動するんだけど、今回はホテルは変わりながらもサヌールという同じ場所にずっと居続けるという、うれしいんだかうれしくないんだか、よくわからない旅程となりました。

サヌールというと昔ながらの古いエリア。確かにそうです。以前と比べて店の数はとても多くなったけど、土地の持つ雰囲気が以前と全く変わらず、昔ながらののんびりとした気質がこの土地を包んでいます。そういう意味では、一度サヌールに泊まったことがあれば、2度目はなくてもよいかも(笑)。だって、1回泊まれば、2回目も同じだから。「サヌールはサヌール」なんです。

そして、今回、エリア内ホテルを数多く泊まり歩き、意外にもサヌールはホテル・ライフを楽しむ場所だということに気付きました。サヌールは、他のエリアに比べて様々な料金の異なる特徴を持つホテルやヴィラが数多くあるところ。泊まるホテルを変えれば、それによって異なるリゾート・ライフを味わうことができ、つまりサヌールこそ、外出せずホテル内でのんびりする派が、ぜひとも候補にあげるべき場所といえましょう。

そうした中、見つけたのが、ここラ・タベルナ。結論から言うと、素晴らしいホテルを見つけました。

タンブリンガン通りに建つホテルの中でも、まるで庭園のようなゆったりとしたエントランスを構えます。車付けからレセプションに向かうところに小さなくぐり戸があり、ゲストはここをくぐってチェックインします。簡単に外部の人が入れない造りになっているのは、今の時代には○。

ホテルの雰囲気は、まるでタンジュンサリやオベロイのような、ミニチュア版バリバンジャール。村落さながら、かわいらしい雰囲気を醸し出しています。というのは、タベルナの部屋数は、この広大な敷地の中にわずか40弱。建物は、バンガローあり、コテージあり、ビルディングあり、ヴィラありと、どれ一つ同じでなく、なんともユニークなバリエーションになっています。しかもそれぞれの部屋には、かわいらしい作り付けのソファのあるテラスがついているという凝りよう。ゲストは、夜ともなると、このテラスに座り、本を読んだり、お酒片手に話をしたりなど、思い思いのスタイルでくつろぎます。

マーニが泊まった部屋は、下から2番目の、ガーデン・スーペリア・ルーム。このタイプは、1階の部屋と2階の部屋があり、最初マーニは1階の部屋に案内されたんだけど、一人で泊まるには部屋の前のテラスをもてあましそうだったんで、2階のタイプに変更してもらいました。2階のタイプには部屋の前には小さなバルコニーがあり、そこにやはり作り付けの白いソファがあります。

スタンダード、スーペリアの部屋の特徴は狭いこと。2階の部屋の場合、天井もだいぶ低いです。これがデラックス以上になると、ぐっと広くなります。ただ、広くなった分、壁が真っ白で間延びした印象になるんで、アット・ホームにくつろぐのなら、スーペリアで十分です。最もテラスも大きくなるのでこのあたりは好みのわかれるところ。



コンセントの数が少なかったり、テレビがなかったり、シャワーの出がちょろちょろだったりと、まあなんせ古いホテルで、あちこち忍耐を必要とするんだけど(笑)、それでも、当時のマーニの心境としては、とにかく静かで優しいホテルを求めていたんで、そういう意味ではくつろぐことができました。ターン・ダウン・サービスもちゃんとあって、アクアやタオル交換など、きちんとしています。エアコンももちろんあります。

簡素な部屋ではあるけれど、暖かみがあり、バス・ルームの壁には中国の絵皿が埋めこまれ、まるで東洋趣味のある西洋人の部屋のよう。そして、まさにラ・タベルナの特徴が、バリ島のホテルでありながら、南仏風(?)エスプリが随所に効いた、他のホテルとは一線を画すホテルになっているのです。

部屋をチェンジするのに、レセプションの女性スタッフは、親身に空き部屋を探してくれ、またレストランスタッフなどもつかず離れず、それでいてつんけんすることもなく、このクラスのホテルにしては、気持ちよいスタッフが多かったです。レイトチェックアウトを頼んだり、チェックアウト後レセプションで荷物を預かってもらったりなど、小さなホテルゆえ小回りもききます。

広いプールの脇に、レストランがあります。テーブル席は、全てビーチが見え、テーブルは何カ所かの異なる場所に点在します。そのため、マーニは滞在中、毎日朝食の場所を変えて、自分の居心地よい場所を探すのが楽しかったです。


リゾート・ホテルでは、朝食を食べるテーブル選びはとっても重要な作業。これをいいかげんにしたんでは、気持ちよいバケーションは始まりません。わずか数日の滞在でも、ベストなテーブルを選びましょう。

レストラン外には、ピザ用のかまどがあり、昔はタベルナのイタリアンは美味しくて有名だったとのこと。というわけでパスタを注文すると、これがすごい量で(笑)。でも、麺のゆで方や味付けなどは、まずまずで美味しかったです。

天気の良いピーク・シーズン時のディナー・タイムは、プライベート・ビーチのほうにまでテーブルを並べ、ゲストは海のすぐ脇で料理を食べられる趣向です。マーニが行ったときには、テーブルにギターのライヴ演奏トリオがまわってきて、かなりのボリュームでうたいあげるのが、かなりつらい・・・(笑)。マーニは、一人静かに食事をしたかったんで、トリオが回ってきたときには、ごめんなさいしました。

ちなみに、レストランといえば滞在中唯一閉口したのが、レストランで流れるBGMです。かなりの大きなボリュームで、給食の校内放送で流れるようなムード・ミュージックとか、恐ろしくマニアックなヒーリング・ミュージックとかを朝から日替わりで流し、ホテルの雰囲気とは場違いな感じでした。

さて、今回タベルナでの発見は、最上位カテゴリー、ラ・タベルナ・ラグジュラリー・スイートの存在です。到着直後、いつものように敷地内探検をしていたところ、隣のホテルへと続くらしき割れ門があるんで、くぐろうとしたら、だめだとのこと。聞けば、隣のホテルと思ったのは、実はラグジュラリー・スイートの部屋で、いやいや、このヴィラの敷地の広さは、半端でないです。テニスコートが2つ3つ入るような1,200平米の広大な庭に、13m×3mの大きなプライベートプールがあり、一軒家のヴィラが建っています。うーん、それでいて破格の安値で、家族や友達と貸し切りで楽しむには最高でしょう。ビーチ沿いには、この部屋専用の食事用東屋もあり、実際、マーニが行ったときに滞在していたゲストは1ヶ月貸し切りだとか。サヌールには、オン・ザ・ビーチのプライベート・ヴィラが皆無かと思いきや、こんなところに隠れていたんですね。

ビーチからサヌール遊歩道を左20mのところには、24時間オープンのコンビニがありました。オン・ザ・ビーチのコンビニを見るのはこれが初めて。買い出しが便利です。外で食事をするならタンブリンガン通りでなく、ビーチ沿いのレストランを探したほうが種類も多く安くて便利。近くにはボンサイ・カフェなど手頃なレストランがあります。

タベルナでは、ホテル内に有料送迎サービスがあり、車が常に待機しているので、移動は便利です。最も、サヌール内の移動なら、通りでベモを拾ったほうがはるかに安いですね(2008年現在、サヌール内ベモは料金の相場は1回2,000ルピア、約25円)。

インターネットは有料ですがブロード・バンド・ワイヤレス設備有り。ランドリーはその日のうちに届けられます。

旅慣れた大人の女性が、ワクワクしながらのんびりと過ごす邸宅ホテル。古さは目をつぶっても、一度泊まってみてください。昔の優しいあなたに戻ってください。


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