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サヌール
 
スガラ・ビレッジ・ホテル
★★(カンナ)

部屋 〜渋い選択?その確信〜
 

サヌールといえばバリで最初にリゾート開発されたエリアです。そのため華がない鄙びた町という印象があり、片手で余るほどしかサヌールに宿泊したことがありませんでした。私のサヌール宿泊回数が少ない理由はそれだけではありません。目ぼしいところはすでに宿泊してしまい、他に「ここに泊まりたいっ!」って思うホテルがなかったんですよねぇ。

が、一頃「サヌラー」なんて言葉があったように根強いサヌールファンがいることも確かです。多くの(?)サヌールファンを惹きつけて止まない何かを探すべく、久しぶりにサヌールに宿泊してきました。

今回、私が宿泊したのはスガラ・ビレッジ・ホテルです。私が生まれる前からオープンしているこのホテルはバリ島内のホテルの中でも老舗中の老舗なのではないでしょうか。老舗となるとどうしても古めかしいホテルと思ってしまいがちですがこのホテルは違っていました。それは「スガラ・ビレッジとはまた渋い選択をしましたね・・・。」と言って私をホテルまで送ってくれたバリ在住の知人を唸らせたほど。

ここ数年、改装工事を続けている成果の表れなんでしょう、彼女曰く、ホテルエントランスが以前の面影がないほど綺麗になったそうです。私も立派なエントランスを目にして「選択に間違いはなかった」と確信した次第。そして私はロビーでウェルカムドリンクを飲みながら、美しいプールや庭を眺めてあらためてほくそ笑んだのでした(笑)。

スガラ・ビレッジ・ホテルはその名の通り、5つのVillage(村)に4つのカテゴリーの部屋があります。2008年3月の時点で部屋の改装工事が終了しているのはスーペリア(Village1)とデラックス(Village2)のみ。まだ改装工事が終了していないバンガロー(Village3、4)とコテージ(Village5)はクローズされていました。4つのカテゴリーの中で唯一プールビューのデラックスルームは平屋建て2タイプと2階建てのルンブン(米蔵)スタイルがあり、それぞれがプールに面して建っています(位置的に一部プールが見えない部屋があります)。私は平屋建てタイプでも階段数段分高い場所にあるデラックスルームNo.217に宿泊しました。

デラックスルームは全室、テラスかバルコニーに赤いクッションが置かれたベージュのデイベッドがあります。No.217はデイベッドに腰掛けるとプールに背中を向けることになりますが、寝転べば間違いなくプールビューでしたよ。部屋にいる時は明るい時間帯はもちろん、暗くなってからもライトアップされたプールを眺めてデイベッドで過ごすことが多かったです。部屋のすぐ隣に池があったので目を閉じてデイベッドに横になってるだけでも水音に癒されたんですよね。

さて、部屋の外はこのくらいにして部屋の中に話を移しましょう。

デラックスルームは外観だけでなく室内のインテリアにも違いがありました。まずは私が宿泊した部屋のインテリアからレポートしますね。No.217はドアを除いてドア側一面が窓になっています。そう聞くと部屋が明るいと思いますでしょ?が、写真を見ていただくとわかるかと思いますが窓の内側はカーテンでもロールスクリーン、ブラインドでもなく木製の観音扉が付いてるんです。部屋に案内された時は観音扉が閉まった状態だったので昼間でもかなり暗く感じました。でもまぁ開ければ明るくなるでしょう、後で部屋の写真を撮る時に開ければいいや、なんて思ったのが甘かった。観音扉の鍵が扉上部に付いているので手を思いきり伸ばしても鍵まで手が届かな〜い!!自分でできることは自分でやろうをモットーとしている私としてはデスクの椅子を動かして自分で開けましたとも。苦労して開けた甲斐あって室内はうんと明るくなりました。でも、この椅子の重いことといったら!遠慮せずスタッフにお願いして開けてもらいましょう(笑)。

デラックスルームはテラスの他に室内にもデイベッドがあります。が、残念なことにベッド側に向いて置かれているのでデイベッドで寛ぎながらテレビを見ることができません。テレビを見るとなるとベッドの上でってことになるんですよね・・・。(ちなみにデラックスルームにはDVDプレーヤーがあります。)ベッドの足元にデイベッドを置けばいいのに・・・、そう思ったのは私だけではなかったようです。スタッフの話ではデイベッドを移動してほしいというゲストからの依頼が多いんですって(やっぱりね)。実際に泊まってみて不便に感じたら移動してもらうといいかもしれませんね。

ベッドにもデイベッドと同じ色合いのクッションが置かれていました。ベッド側の壁の木の色がかなり濃い目の茶色なのでともすると暗く感じてしまいがちな室内にクッションの赤がいいアクセントになっていましたね。それにベージュのロールクッション、これが抱き枕にちょうどよかったんですよ。淋しい一人寝にはなおさらありがたいクッションでしたわ(笑)。このベッドはマットがしっかりしていたし、真っ白なシーツも気持ちよく、ぐっすり眠ることができました。ただ、ベッドの高さがあるので寝相が悪い人やお子さんと添い寝する場合はベッドから落ちないように気をつけてくださいね。

モダンなインテリアのベッドルームと比べるとバスルームは昔のままという感が否めませんでしたね。といってもバスタブの他にシャワーブースはあるし、シンクが古臭いというだけで特に気になる点はなかったですよ。最近流行のボウル型シンクは一見お洒落だけれど、洗顔時にシンク周りをビショビショにしてしまう私としては旧型のシンク、それも台から少し迫り出た形のシンクのほうがかえって使いやすかったです。その上、鏡の横に付いた照明が蛍光灯なのもよかったですね。これはデスク前に付いている鏡にも言えます。間接照明はムーディーで雰囲気があるけれどやや暗いのが難点。その点、蛍光灯は明るいので化粧しやすいんですよね。女性の方ならこの気持ち、わかっていただけるのではないかしら。

デラックスルームにはスーツケースがすっぽり収まるウォークインクローゼットがあります。おかげでただでさえ広い部屋がよりスッキリと使えました。ただ、引き出しが少ないのがちょっと不便でしたね。冷蔵庫、ポット等もこのクローゼットの中にありました。また、ウォークインクローゼットの中には姿見もありました。姿見は全身チェックに重宝するんですよね〜。

改装中のバンガローとコテージは見ることができませんでしたが、違うタイプのデラックスルームと2階のスーペリアルームを見せてもらいました。まずはデラックスルームの違いについて。調度品や色合いは同じだけれど見せてもらった部屋は床がフローリングなのでNo.217より温かみを感じる部屋でした。また、2面に窓があるので断然こちらの部屋のほうが明るい!しかも自力で開閉可能なブラインド付き!!(笑)。これならスタッフを呼ぶ必要がありませんね。(左と下の写真:宿泊した部屋とは違うタイプのデラックスルーム)


バスルームの大きな違いは洗面台。こちらはボウル型のシンクです。洗面台がやや小さい気がしましたが、台の下にある棚に細々した物は置けるので問題ないでしょう。それからウォークインクローゼット内にバスローブ、スリッパ、セーフティボックスがありました(私の部屋にこれらはありませんでした・・・)。2階の部屋は見ていないので何とも言えませんが、同じデラックスルームでも私はこちらのタイプのほうが好きですね。

ホテルエントランスから一番近い場所にあるスーペリアルームは1階はすべてツインルーム、2階はすべてダブルルームです。デラックスルームと比べるとやはり手狭な感じはしましたね。バスタブがなく、固定式シャワーのみなところも好みが分かれるところかもしれませんねぇ。DVDプレーヤーがないのはいいとしてもセーフティボックスがないのも不便でしょうね。でもバルコニーは広く、こちらにもデイベッドが置かれているので庭を眺めながらのんびりできそうでしたよ。(下の写真:見学したスーペリアルーム)



Village2には改装済みのデラックスルームの他に新たに建てた部屋が完成していました。真新しい室内を見てみたいですよね?掃除中のところに通りかかったのでちゃっかり突撃取材してきました(笑)。この部屋にはプライベートガーデンがあります。庭側とテラス側の両面がガラス窓なのでとても明るい部屋でしたよ。ただ、部屋の造りが細長いのでベッドサイドはかなり狭く感じました。それにベージュベースの室内はよく言えばシックだけれど、アクセントカラーがないので華やかさには欠けるかな?とはいえ、DVDプレーヤー付き、もちろんセーフティーボックス完備。大きな窓があるバスルームは明るく、さらにシャワーブースの他にバスタブにもハンドシャワーが付いています。こちらの部屋は3室のみ。早い者勝ちですよ〜。(右と下の写真:新築のデラックスルーム)

ホテルエントランスについては冒頭に書きましたが、このホテルはエントランスからレセプションまでのアプローチも素敵なんです。昼間は緑いっぱいのアプローチをただ歩くだけで気持ちよく、ライトアップされた夜は夜でこれまた幻想的。このアプローチを用もないのに何度行ったり来たりしたことか(笑)。アプローチを抜けた先にあるロビーは小ぢんまりしているけれど、右を向けば芝生が美しいガーデンビュー、左を向けばメインプールビュー。眺めのよさもさることながら、吹き抜ける風が気持ちいい開放的なロビーでしたよ。

ロビーの右側のエリアがバンガローがあるVillage3、4です。庭を挟む形でバンガローが建ち並び、歩道の脇には一体一体表情が違う苔生した石像がありました。またこの石像がユニークなんです。散歩がてら石像ウォッチングするのも楽しいと思いますよ。



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